日本の隠れ里に浸る。【前編】
九州の小京都。
相良藩700年の歴史が息づく城下町を歩く「相良藩城下町コース」。日本三大急流球磨川や九州山地の急峻な山々を眺めながら、桜や紅葉の名所人吉城跡や西南戦争の激戦の跡を歩き、老舗が立ち並ぶ城下町を歩きます。情緒豊かな人吉は昔から九州の小京都として愛されています。
断崖絶壁と鍾乳洞。
白滝コースは清流五木小川が流れる景勝地「白滝公園」の周辺を巡ります。「白滝」と呼ばれている高さ70m、幅200mの石灰岩の断崖絶壁は迫力満点。白滝公園の外れにある「白滝鍾乳洞」は夏でも冷たい天然のクーラー。虹色のライトアップが幻想的な雰囲気を醸し出しています。
子守唄の村。
五木村の中心部、頭地地区を巡る「五木村頭地コース」。ダム建設による水没予定地や代謝地を歩き、住民の暮らしに深く触れることのできるコースです。移築された築130年超の「かやぶき民家」には語り部が常駐。五木の子守唄や昔話を聞かせてもらうことができます。
渓流沿いの森の道。
赤樫やブナなど自然木の豊かな森を歩く「大滝自然散策コース」。渓流に沿って自然歩道を上流へ向かって歩けば、マムシの姿に似たマムシグサや真っ白な植物ギンリョウソウなど珍しい植物に会うことができます。更に上流に進んだ先には迫力満点の大きな滝が出現します。